デリケートゾーンの黒ずみ原因とは?【医師監修】
Beauty 2017.06.08 UPDATE

デリケートゾーンの黒ずみ原因とは?【医師監修】

※ この記事は、2017年5月25日に追記しました!

デリケートゾーンの黒ずみといえば、女性にとっては人に相談しにくい、しかし大きな悩みのひとつでしょう。

世の中には、デリケートゾーンのケアや美白を謳う製品、エステなども多くあります。しかし、そもそもなぜデリケートゾーンが黒ずんでしまうのか、そのメカニズムを把握していないと、適切なケアを選ぶこともできません。

この記事では、デリケートゾーンが黒ずんでしまう原因を種類別に解明して、それに応じた対策を紹介していこうと思います。

(監修・取材協力)
辻奈央先生

辻 奈央先生
東京皮膚科・形成外科、イーストワン皮膚科・形成外科 2009年北里大学医学部卒業、日本大学板橋病院初期研修。2011年日本大学板橋病院 初期研修終了、日本医科大学麻酔科勤務。2013年大手美容外科院長を経てイーストワン皮膚科クリニック開業。日本形成外科学会 会員、日本美容外科学会 会員、日本麻酔科学会 会員、日本アンチエイジング外科学会 会員、日本医学脱毛学会 会員。株式会社N&Yホールディングス http://nyholdings.net

1.デリケートゾーンが黒ずむメカニズム


肌が日焼けする理由は、みなさんもよくご存知ですよね。強い日差しを浴びた皮膚は、自らメラニン色素を作り出して日焼けすることで紫外線から肌を守るのです。もし日焼けしなければ、紫外線が肌の奥にまで届いてしまい、皮膚がんやDNAの破壊など、大変な症状を引き起こすことになります。

もう少し詳しく説明すると、皮膚が紫外線などの刺激を受けると、肌の奥にあり、メラニン色素を作り出すメラノサイトという細胞へ情報伝達物質が送られます。

このときチロシナーゼという酵素が活性化し、メラノサイトの中にあるチロシンというアミノ酸に作用すると、チロシンがメラニン色素へと変化します。

これ自体は肌を守る正常な反応なのですが、乳首やわきの下、そしてデリケートゾーンなどは肌が敏感なため、服とこすれるなどの刺激を受けただけで、肌を守るためにメラニン色素が生成されて、肌の表面に出てきてしまうのです。

2.黒ずみを回復させるターンオーバー



日焼けで焼けた肌は、夏が過ぎれば自然に元の色へ戻ってゆきます。これを、肌のターンオーバー(新陳代謝)といいます。

肌の奥で真皮として生まれた新しい皮膚細胞は、日が経つにつれて徐々に皮膚の表面へと浮かんで表皮の角質細胞になり、やがては垢となってはがれ落ちます。この老化してはがれる寸前の角質細胞は、細菌などから肌を守るバリアーの役割も果たしています。

このとき、皮膚の中で作られたメラニン色素も、皮膚細胞と一緒に表皮へと押し出されてゆき、垢と一緒に排出されることで、元の肌の色へと戻るわけです。

このターンオーバーの周期は、通常およそ28日程度といわれていますが、個人差もあり、また歳を取っていくと、だんだん周期が長くなってゆきます。

3.デリケートゾーンが特に黒ずむ原因


肌が敏感な部分は、刺激を受けるとすぐに黒ずんでしまいます。そしてデリケートゾーンは常に下着で包まれているため、摩擦による刺激を受け続けることになります。

そのためメラニン色素が蓄積してしまうのが黒ずみの大きな要因ですが、原因はそれだけではありません。

例えばデリケートゾーンを清潔にしようと、強力なボディーソープで念入りに洗ってしまう、またアンダーヘアの処理なども、やり方が悪いと肌への刺激となり、黒ずみを促進してしまうのでます。

また肌のターンオーバーが乱れてしまうと、生成されたメラニン色素がうまく排出されず、肌の奥に蓄積されてしまう色素沈着を起こします。逆にターンオーバーが早すぎても、まだ新しくて弱い肌が表面に出ることになり、わずかな刺激で黒ずむなど、数々の肌トラブルの原因になってしまいます。

ターンオーバーの乱れは、紫外線を浴びることで起きるほか、女性特有のホルモンバランスが乱れることでも大きな影響を受けます。

女性ホルモンは、エストロゲン(卵胞ホルモン)、プロゲステロン(黄体ホルモン)の二種類が、一定の周期でバランスを変えて分泌されることにより、女性の身体をコントロールしています。

しかしこのホルモンバランスは繊細なため、睡眠不足、運動不足、偏った食事、ストレス、タバコ、過度のアルコールなどで簡単に乱れてしまうのです。

 

▼ 次のページでは、具体的なデリケートゾーンの黒ずみ対策について説明します!