ロングヘアは栄養不足?女性の髪型と薄毛の関係性とは
Beauty 2017.04.21 UPDATE

ロングヘアは栄養不足?女性の髪型と薄毛の関係性とは

※ この記事は、2017年4月21日に追記しました!
 
 
あなたはどんな髪型をしていますか?さわやかな印象のショートヘア、女性らしく流れるようなしなやかなロングヘア…。毎日をイキイキと過ごすURARA世代にとって、髪型はとても大切なものですよね。

ところが、髪型によっては、薄毛を進行させてしまう可能性があることをご存知でしたか?今回は、髪型と薄毛の関係をまとめてみました。

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(監修・取材協力)


青山 秀和(あおやま ひでかず)先生。医療法人社団 秀愛会 赤坂ビューティークリニック院長兼ドクター。埼玉医科大学医学部卒業後、埼玉医科大学病院・共立美容外科・渋谷美容外科などを経て、平成19年 赤坂ビューティークリニックを開院。美しさを求める女性に向けて、しっかりとしたカウンセリングの上で一人一人に合ったケアを提案する。日本美容外科学会、日本美容外科医師会の正会員も務める。

髪型が薄毛進行の原因?


一概にそうとは言い切れませんが、髪型が薄毛に関係するのは事実です。ここではいくつか例を挙げ、スタイル別に薄毛との関連性をご紹介します。

ロングヘア


女性らしい印象を抱かせるロングヘア。しかし、毛先の枝毛がどんどん目立ってきて困る、という経験をされた方も多いかと思います。「髪の毛が栄養不足?」「薄毛の前兆?」などと気にする方もいるかもしれませんが、実はそうではありません。

髪の毛とはすでに角化した細胞で、つまりすでに死滅した細胞によってできています。栄養不足になっているわけではなく、角化してから長い時間が経ったことにより枝毛となってしまうわけです。この場合、薄毛との関係はほとんどありませんので、トリートメントなどで外側から補修し、美しい髪を保ちましょう。

ポニーテール


洗練された雰囲気を与えるポニーテール。仕事の時だけポニーテールにしているという方も多いのではないでしょうか。しかしこのポニーテール、実は薄毛を進行させてしまっているかもしれません。

皆さんは、牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)をご存じでしょうか。髪の毛を長い時間引っ張ったままの状態でいると、毛乳頭と呼ばれる毛穴の奥の部分が萎縮して脱毛につながることがあります。つまり、ポニーテールも、この脱毛症の原因になりうるのです。牽引性脱毛症は、髪を引っ張る状態を止めることですぐに改善されます。時には別の髪型にして、頭皮を休ませてあげましょう。

分け目が毎日同じ


分け目は大体決まっているという方も多いと思いますが、ずっと同じ分け目というのも、実は薄毛を進行させてしまう原因になります。分け目をつけると、髪の毛に結構な負担がかかるため、時々変えることも大切です。最近分け目の隙間の頭皮が目立つ…と感じる方は、ぜひ分け目を変えてみましょう。普段と違う髪の毛で分け目を作ることで自然と髪も立ち上がり、ボリュームアップして見えるかもしれません。

パーマ


華やかな印象を作ってくれるパーマ。パーマをかけていれば、忙しい朝でもヘアスプレーやワックスでさっと整えるだけで、髪型もバッチリ決まります。しかしパーマを当てる際、少なからず髪にダメージを与えています。

ここで、パーマを当てる工程をみてみましょう。まず、パーマ剤で髪の主成分であるタンパク質を一度破壊します。そして柔らかくなった髪をウェーブさせたりカールさせたりして、スタイルを決めます。その後パーマを固定させるため、一度破壊されたタンパク質を再度固める作業を行ないます。これがパーマの仕組み。

一度破壊されたタンパク質は髪の毛を弱らせてしまい、切れ毛や細毛の原因になってしまうのです。とはいっても、最近のパーマ剤はどんどん進化し、髪の補修機能を持つ成分を取り入れています。

しかし、タンパク質を壊して髪の毛の形状を変化させるというプロセスは変わりません。髪の毛を細く切れやすくしてしまうという点においては、薄毛との関係は深いでしょう。パーマを何度も当てるということは、髪のためにもよくないといえます。

パーマが必ず薄毛を進行させるわけではありませんが、少なからず髪や頭皮に負担をかけていることは事実です。

また、たとえこれらの髪型をしていなくても「最近ヘアスタイルがうまく決まらなくなってきた」と感じているのなら、薄毛が進行しているサインかもしれません。髪の毛自体が抜けていなくても、髪の毛の一本一本が細くなってしまえば、髪のボリュームが減り、将来的に薄毛になってしまうことも…。

髪質の変化はダイレクトに見た目の印象を左右します。最近、髪のボリューム、ハリやコシが以前よりもなくなったと感じているのなら、今すぐ薄毛対策を始めましょう!

髪のために今日からできる薄毛対策


薬を使わずに薄毛対策をするのなら、毎日の生活習慣を見直すことが一番の近道です。食事内容や睡眠といった生活の基本的な部分を見直し、規則正しい生活で髪に負担を与えないことはもちろん、適度な運動も薄毛改善には効果的です。

それに加え、髪の毛のためにぜひ毎日取り入れてほしいのが、簡単な「頭皮マッサージ」です。毎日のシャンプーの時間に5分ほどプラスして行うだけで、自律神経を整え、リフレッシュ効果も期待でき、頭皮と髪によい影響を与えてくれます。

(おすすめの頭皮マッサージ)
1.はじめに指の腹を使って頭皮をほぐしていきます。まずは前頭部、それから後頭部、両側の側頭部といった順番で、筋肉を優しくほぐしていくような感覚でマッサージします。

2.次に手のひらの付け根の部分を使い、こめかみ・耳の上の部分・首の後ろの順に筋肉をさすっていきます。さらに首・鎖骨・アゴの周りなども、リンパを流すような感覚をイメージして、自分が気持ちいいと思った力加減でさすりましょう。

3.最後に頭頂部・首の後ろ・こめかみ周辺なども手のひらの付け根部分でマッサージしていきます。頭全体の血液が促進されてリラックスでき、髪への栄養も行き渡ります。

(間違った頭皮マッサージはNG!)
効果の高い頭皮マッサージですが、間違ったマッサージは頭皮に負担をかけ、毛根の負担になってしまいますので、注意しましょう。

・力の入れすぎ
・爪を立てる
・マッサージブラシでこする
・頭皮を叩く
・長時間マッサージをする

これらは間違ったマッサージ方法です。力を強くした方が効果が出そうな気がしますが、痛いほどのマッサージは頭皮にダメージを与えてしまいます。マッサージは優しく、5分程度を目安に行ってくださいね。

かかりつけの美容師を見つけよう


頭皮や髪の状態を定期的にチェックしてくれる美容師は、私たちにとって一番身近なアドバイザーです。「最近髪が細くなってきた」「髪の傷みがひどい」などの問題に対して、あなたに合ったアドバイスをしてくれるはずです。

美容師からよいアドバイスをもらうためには、かかりつけを見つけておくことが大切。自分の髪のことをよく分かってくれている!と感じる美容師に出会ったら、なるべく美容院は変えず信頼関係を築いていきましょう。経験が豊富で、知識・技術ともに素晴らしい方が理想です。きっと髪のよきアドバイザーになってくれるはずですよ!

まとめ


“髪型が原因で薄毛が進行する”ということが、分かっていただけたのではないでしょうか。健康な髪のために大切なのは、頭皮にストレスをかけず、適度に休ませてあげることです。普段から自分の頭皮の状態を気にかけておきましょう。

また、「なんだか髪の歪みが気になる」「最近ボリュームダウンしてきた」など、髪が発するSOSサインをいち早くキャッチして、改善策に取り組むことも重要。今や薄毛に悩む30代がいるのも事実であり、薄毛対策に“早すぎる”ということはありません。

自分の髪と頭皮をいたわり、好きなヘアスタイルを思い切り楽しんでくださいね!

文:中野友香