そのかゆみは汗アレルギーかも?知っておきたい肌トラブル
Health 2017.04.27 UPDATE

そのかゆみは汗アレルギーかも?知っておきたい肌トラブル

※ この記事は、2017年4月27日に追記しました!
 
 
人間は汗をかいて体温調節をします。食事をしたり入浴したり、さまざまなシーンで汗をかきます。実は、その汗が原因でアレルギーを引き起こす「汗アレルギー」に悩まされる人も多いそうです。どんな症状なのか、どんなメカニズムなのか、一緒にみていきましょう。

汗アレルギーとは?

自分の身体から分泌された汗でアレルギー症状が出るなんて!と思う人もいるかもしれません。一見透明に見える汗は、実はいろいろな成分が含まれていて、肌への刺激になることがあるのです。

汗に含まれる、アレルギーの原因と考えられる成分


●塩化ナトリウム
●アンモニア
●尿素
●塩素
●カルシウム
●マグネシウム
●乳酸

いかがですか?かなり多くの成分が含まれていますね。アンモニアや塩素などは、刺激の強い物質として知られていますが、汗にも微妙に含まれます。

もし、たくさん汗をかいたりすれば、肌にこれらの物質が残留して、刺激を与えます。これが原因で起こる肌トラブルが、汗アレルギーと呼ばれます。

汗アレルギーは汗が出るシーンで起こる

汗アレルギーが発生するのは、運動や、過度の緊張などで汗が出たときです。食事をしたり、入浴後などに発生することもあります。暑い季節は気温によって汗が出ますが、その他の季節でも汗が出ることはあるので注意が必要です。

汗アレルギーが原因の主な皮膚疾患

汗アレルギーによって引き起こされる肌トラブルには、2つの主な疾患があります。

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アトピーによるアレルギー反応

もし、もともとアトピー性皮膚炎があるというのなら、アトピー×汗のダブルパンチで、皮膚の症状が悪化している可能性があります。

肌の常在菌であるマラセチア菌というカビの一種は、一定数がいる分には問題はありませんが、増えすぎるとかゆみを引き起こしたり、肌トラブルの原因となるのです。

マラセチア菌は、汗や皮脂などが多くなると増加しやすいものです。寒い季節でも、汗でムレる状態が続くと、増加して悪影響を及ぼす可能性があります。

コリン性じんましん

汗の影響が大きいのではないかといわれるのが「コリン性じんましん」です。できものができるのではなく、肌の広い範囲で小さな湿疹ができ、赤くなるのが特徴。ビリビリとした刺激が発生したり、かゆみがひどくなることもあります。

もし、原因がわからず、汗アレルギーかもしれないと思ったら、ぜひ一度、皮膚科医を受診してください。放っておくと別の皮膚疾患が起きることもあるので、注意しましょう。

文:杉浦優子

杉浦優子
Writer

杉浦優子

フリーランスライター/写真家

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