生理の量が少ないのは冷えのせい!? 肌寒い日の不調対策
Health 2017.05.25 UPDATE

生理の量が少ないのは冷えのせい!? 肌寒い日の不調対策

※ この記事は、2017年5月25日に追記しました!

身体が冷えると、毎月の生理の量が少なくなったような気がする人はいませんか?そもそも、冷えと生理にはどのような関係があるのでしょうか。保健師の方に、冷えと生理の量や生理痛の重さとその関係とその対策を伺いました。

(監修・取材協力)
保健師 中村 愛さん

megumi
保健師として保健センターに5年勤務。子宮がん・乳がん検診、大人や子供の健康診断、健康相談などに携わる。女性の生理のお悩み相談ブログを開設し、これまでの相談数はのべ2,000人以上で、月間アクセス数は最高70万件。生理のお悩み相談ブログ:http://ameblo.jp/kenkostylist

生理の量が少ない原因は?


今回お話を伺ったのは、日頃から生理のお悩み相談を受けている保健師の中村愛さん。冬に生理の量が少なくなることがあるのはどうしてなのでしょうか。

「生理の量が少ないのは、何かしらの原因で、卵巣から出ている女性ホルモンの働きが弱まっていたり、妊娠に必要な排卵がうまくいっていなかったりすることが原因として考えられます。

排卵がうまくいかないことが原因の場合、その状態を放っておくと、排卵しないままになってしまいます。いざ妊娠したいと思っても、自然妊娠がむずかしくなってしまいます」(中村さん)

将来のためにも、気になる際には早急に改善したい生理の量。中村さんによれば、量が少なくなる原因には、次のようなものもあるといいます。

1.一日中、同じ姿勢であまり動かない生活を長年続けている


Sales woman portrait
「次のような生活を長年続けていませんか?

・日中、ずっと座っているorずっと立っていることが多く、動くことが少ない
・普段、あまり運動をしない

このように、一日中、同じ姿勢であまり動かない生活を長年続けていると、身体が慢性的に冷えた状態になっていると考えられます。卵巣も冷えた状態になっているため、女性ホルモンの働きが弱まり、生理の量が少なくなりやすいのです」(中村さん)

2.卵巣が老化し始めている


「30代以降の女性の場合、卵巣が老化し始めていることも、生理の量が少なくなる要因の一つです」(中村さん)

冷えで生理痛が重くなることも!

冬に生理の量が少なくなるのは、屋内で過ごす時間が増えやすく、そのため卵巣が冷えやすくなることも原因とのこと。また生理痛が重くなることもあるのだそうです。

「基本的に、身体がいつも冷えていると、生理痛は重くなりやすいのです。生理中は、子宮がギューッ!と収縮することで経血などが出ます。身体が冷えて子宮への血液の流れが悪くなると、子宮も冷えて経血をスムーズに出せなくなります。

寒さで手がかじかんでいると指がうまく動かないのと同じように、子宮も冷えているとうまく収縮できないのです。

経血がスムーズに出ないと、『経血を出さなくちゃ!』と子宮が収縮する力を強めるために、血管を広げる働きがある“プロスタグランジン”という物質が出てきます。

プロスタグランジンは痛みを強める作用もあるため、子宮の冷えでプロスタグランジンの量が増えると生理痛も重くなってしまうのです。よって、特に冷えやすい冬は、生理痛が重くなりやすいと考えられます」(中村さん)

▼ 次のページで、具体的な冬の生理対策法を説明します!