おしりニキビは市販のニキビ薬では治らない?有効な薬とは
Beauty 2017.05.25 UPDATE

おしりニキビは市販のニキビ薬では治らない?有効な薬とは

※ この記事は、2017年5月25日に追記しました!

おしりニキビを経験している人は、意外と少なくありません。でも、多くの人がきちんと対処をせずに、そのままにしてしまっているケースが多いようです。ここでは、おしりニキビに有効な薬について触れていきます。顔ニキビと同じ薬では治らないケースもあるため、注意が必要です。

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(監修・取材協力)

吉井クリニック
院長 吉井 友季子(よしいゆきこ)先生
大阪市立大学医学部卒業後、大阪市立大学第一外科、育和会記念病院での勤務を経験。平成11年に”女性の健康と美容をトータルサポートする”ことをコンセプトとした吉井クリニックを開設。プラセンタ療法、メディカルアロマセラピー、ヒアルロン酸、各種レーザー治療など、最新美容医療も取り入れている。外科、内科、婦人科等の臨床経験が豊富なことから、身体の内側からきれいになるための指導も行い、女性たちからの信頼も厚い。

顔とおしり、皮膚の違いが効き目の違い?


おしりにニキビができたら、適当に顔用のニキビ薬を使っていませんか?確かに出来物の種類はニキビかもしれませんが、その薬、ぜんぜん効果がないかもしれません。

なぜ効果がないかというと、顔とおしりの皮膚には違いがあるから。その違いが、薬の効き目を左右しています。

皮膚の薄い顔、厚いおしり



皮膚の厚さについては、今まできちんと考えたことがないかもしれません。それでも、顔の皮膚が薄く弱い傾向にあることはご存知ではないでしょうか。顔の中でも、目の周りなどは特に皮膚が薄いことで知られていますよね。一方で、おしりの皮膚は結構厚いのです。

ぷるぷると柔らかい印象のあるおしりですが、皮膚そのものは皮膚が厚く、顔とは比べ物にならないくらいしっかりしているのだとか。

確かに、おしりは椅子に座った時の下敷きになりますし、腰を曲げたり脚を動かしたりすれば皮膚は伸びたり縮んだりします。

おしりの皮膚は丈夫でないと、しょっちゅう傷ができたりしてしまうかもしれないですね。

このように皮膚が厚いと、薬が肌の奥にまで浸透しにくくなります。顔用の薬は皮膚が薄い顔仕様のつくりになっているため、効果が弱いものが多いんです。

おしりニキビに薬を塗っても効果がないのは、そういうワケがあります。

おしりの皮膚は角質化しやすい?


実はおしりの皮膚が厚いのにはもう一つワケがあります。実は、おしりの皮膚は角質化しやすく、厚みを増しやすいのです。

おしりは、皮脂分泌が多く、血行不良に陥りやすいという特徴があります。この状況では、ターンオーバーが乱れがちになり、古い角質が溜まりがちになるのです。

この状態を続けていると、おしりの皮膚はだんだんと硬く厚くなっていきます。ターンオーバーがさかんな赤ちゃんのおしりのように、ふわふわした柔らかさが失われてしまうのです。

おしりの場合は、このような理由からも皮膚が厚く、薬が浸透しにくい部位だということが理解できます。

おしりニキビに効く薬とは?


では、早速おしりニキビ用の薬を買いに行こう!と思った方もいるかもしれません。しかし、おしりニキビ専用の薬は、あまり見かけるものではありませんよね。一部、湿疹などに効く市販薬の中には、ニキビに効能があるものもあるようですが、この皮膚薬で必ずニキビが治るとは限りません。

もし、おしりニキビを薬で治そうと思うなら、お医者さんに相談するのが一番と言っていいでしょう。

お医者さんで処方される薬とは?



おしりニキビに困ったら、まずは皮膚科を受診するようにしてください。皮膚科では、以下のような薬を処方してくれます。

・ビタミン剤
・抗生物質(内服薬・外用薬)

ビタミン剤は、血行促進や皮脂分泌量を正常化させる働きがあります。ターンオーバーを正常化して、ニキビができにくい環境を作るためにはとても有効です。

抗生物質は、飲み薬と塗り薬が処方されます。場合によっては飲み薬だけ、塗り薬だけ処方されることもあります。

抗生物質は、内服薬の場合は「テトラサイクリン系抗生物質」や「マクロライド系抗生物質」が処方されます。これらは副作用も出にくいため、長期間飲んでも心配ないのが特徴です。

塗り薬などの外用薬は、「リンコマイシン系抗生物質」や「ニューキノロン系抗生物質」がよく処方されます。塗り薬の抗生物質は、アクネ菌などの細菌感染を抑え炎症を沈静化し、健康な肌へと導いていってくれます。

ピーリング剤を処方されることも



ターンオーバーの促進には、ピーリングが一定の効果を示します。そこで、お医者さんが処方してくれるのがピーリング剤です。ピーリング剤には、サルチル酸という成分が使われています。

ピーリングはやりすぎてしまうと肌を痛める危険があり、頻度や使い方をきちんと守る必要があります。それらを守れば、おしりのニキビをケアするのにピーリングはとても有効です。

病院では、ピーリング剤の他に保湿剤を処方されることもあるそうです。これは、ピーリング剤によって肌が乾燥しやすくなるからで、保護のために保湿剤が処方されます。

もし、保湿剤がない場合は、ワセリンなどで代用しても大丈夫です。皮膚が乾燥すれば角質が溜まっていくことにも繋がりますので、乾燥しないように徹底的に保湿を心がけましょう。

セルフケアでのピーリングに不安がある場合は、病院でケミカルピーリングやレーザーピーリングなどを受けることもできます。お医者さんに相談して、自分の納得の行く方法を選んでくださいね。

 

▼ 本当にサプリメントでお尻ニキビが治るの?次のページにて説明します!