肝斑は漢方でケアできる?【皮膚科医監修】
Beauty 2017.06.08 UPDATE

肝斑は漢方でケアできる?【皮膚科医監修】

頬や目じりなど、左右対称にできる「肝斑」。皮膚科などの病院では、この肝斑についてさまざまな治療が行われています。最近では、弱いレーザー治療なども登場しており、治療の幅が広がっています。

このような中、漢方で治療することも行われています。そこで今回は、肝斑を漢方で治療する方法をみていきましょう。

肝斑の原因は?



肝斑とは、女性に多いシミの一つで、境界がハッキリとしていて、目の周りを避けるようにできるシミです。

肝斑の原因は、まだ明確には分かっていませんが、主に女性ホルモンのバランスが崩れることが根本にあるといわれています。紫外線やストレスなども原因の一つです。ただ、その原因は、人によって異なります。

肝斑は漢方で治療できる?



肝斑の皮膚科での治療は、主に内服薬や外用薬、弱いレーザー治療などの方法がとられています。内服薬では「トラネキサム酸」が有効とされ、外用薬としては「ハイドロキノン」や「トレチノイン」などの、いわゆる美白剤が使用されることが多いです。

この他、肝斑は女性ホルモンの乱れに関係しており、人それぞれ原因が異なることから、漢方薬が使われることもあります。漢方薬とは、東洋医学に基づき、人間の自然治癒力を高めることを目的とした薬のことです。

肝斑の治療には、例えば、次のような種類の漢方薬が使われます。

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)


血行を促進する漢方で、女性特有の悩みである、冷えや生理痛などにいいといわれるものです。滞った血のめぐりをよくすることで、冷えやすい下半身にも熱が行き渡るように促します。

加味逍遥散(かみしょうようさん)


肝斑の原因といわれるホルモンバランスの乱れを整える漢方です。血流をよくする作用もあるといわれています。漢方の考え方では、更年期症状は「血(けつ)」や「気」が滞っていることだといわれています。この漢方により、血(けつ)と気を動かす働きが期待できるとされています。

桃核承気湯(とうかくじょうきとう)


よく生理痛や生理不順に使用される漢方で、ホルモンのバランスを整えるといわれています。「血(けつ)」や「気」の流れを促し、イライラや不安などを取り除く働きがあるといわれています。

まとめ


肝斑は、漢方で自分の自然治癒力を高めることを目指すことで、改善されることもあります。興味がある方は、一度漢方を取り扱っている皮膚科や内科などを訪ねてみましょう。

(監修)蘇原 しのぶ(そはら しのぶ)先生
皮膚科医。東海大学医学部卒業後、北里大学皮膚科、獨協大学皮膚科を経て、白斑専門の新宿皮フ科副院長。2016年にしのぶ皮膚科開業。皮膚科・皮膚外科歴13年。ヒアルロン酸、ボトックスマスター認定医、日本アンチエイジング外科・美容再生研究会認定医。オールアバウト美と健康のガイドでもあり、「スッキリ!!」・「この差って何ですか?」等のメディア活動も精力的にこなしている。