「表情筋トレーニング」は逆効果!NG理由と正しい対策のまとめ
Beauty 2017.06.01 UPDATE

「表情筋トレーニング」は逆効果!NG理由と正しい対策のまとめ

※ この記事は、2017年6月1日に追記しました!
  
(ライター紹介)inoue-tomoko

井上知子(いのうえ ともこ)
美容業界でトータル10年、アドバイザーをしてきました。
女性の美は、『表面だけでなく内面から』とお客様にお伝えする中で、サプリメントや健康監理の面だけでなく、
クライエントの抱える心理的問題や金銭的問題もサポートさせて頂きました。


表情筋トレーニングがシワとたるみを生むのか?

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私は40代に入り、とても気になってきたのがほうれい線です。そこで、マッサージや表情筋トレーニングなどいろいろやってみましたが、効果はいまひとつ感じられません。

調べていくうちに、「表情筋トレーニングがシワ・たるみの原因となる」といったとある記事を見つけ、大きなショックをうけました。そこで、本記事では「なぜ逆効果と言われているのか」を説明します。

本来の目的はタルミ改善


そもそも、表情筋トレーニングはシワ改善ではなくタルミ改善を目的としています。

顔は「骨 → 筋肉 → 脂肪 → 真皮 → 表皮」という構成になっています。中から外に向かって支えている構造です。表情筋という顔筋が衰え支えきれなくなって重力に引っ張られることで下がっていくことがたるみです。

また、年齢と共にコラーゲンなど肌の弾力を支える成分が不足してきます。コラーゲンやエラスチンと言われる成分が減少することで発生するのがシワです。そのため、表情筋だけを鍛えても、皮膚の表面のシワは伸びないのです。

肌を引っ張るのは逆効果

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皮膚はデリケート!力を入れすぎると肌細胞を壊してしまいます。シワを伸ばそうと肌を引っ張ることは、弾力を失った状態の肌細胞を傷つけるだけです。

しかも「ほうれい線が気になるから」と偏ったマッサージなどをしてしまうと、たるんでいた皮膚が顔の表面で折りたたまれ、さらに深いシワになる可能性があります。シワにはその原因により、トレーニングでは改善できない類のものがあります。

詳しくは後述しますが、たるみによるシワは適正なエクササイズで改善可能です。しかし、乾燥や紫外線、表情ジワなどは表情筋トレーニングでは逆効果です。表皮や真皮の衰えによってできるシワはスキンケアや食事など別の対策が必要です。
 
 

そもそもシワ・たるみの原因って?


主な原因は肌や筋肉の老化、ある程度仕方ないのですが、その老化を促進するのが紫外線や乾燥などです。もう少し皮膚の構造やシワ・たるみのできるメカニズムを探ってみましょう。

皮膚の構造ですが、表皮、真皮、皮下組織(脂肪)でできており、その下から筋肉、骨が支えています。表皮はとても薄く、約0.2ミリ、真皮でも2ミリといわれています。さらに表皮は、角質層・顆粒層・有棘層・基底層と分けることができます。

肌の構造を分かったうえでさらに説明していきます。シワのできる原因は主に「加齢」「乾燥」「紫外線」の3つが考えられます。また、シワのタイプも大きく3つに分かれます。「ちりめんジワ」「小ジワ」「表情ジワ」「たるみ」によるシワ、しかもこの順番で深く目立つようになって行きます。

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ちりめんジワ・小じわ(表皮)


乾燥した肌に現れる浅く細かいシワで、表皮の最も外側の角層に出てきます。主な原因は、加齢による細胞間脂質(セラミドなど)が減少し、保湿力低下による乾燥です。また、紫外線や外気温や湿度の影響もあります。主な原因は乾燥ですが、物理的な刺激も注意が必要です。目の周りは特に皮膚が薄く、少しの刺激でもストレスになります。

表情ジワ(真皮)


表情ジワは、しかめっ面や笑顔など表情をつくるときにできます。紫外線や加齢などで肌が乾燥し、肌の保水成分であるコラーゲンやエラスチンが減少している状態で、繰り返し同じ表情をすると、シワが同じ位置で定着してしまいます。紫外線や生活習慣汚乱れなど、そのまま放置しておくとコラーゲンとエラスチンを変性させ、ひいては真皮に表情ジワが刻まれるのです。

たるみによるシワ(皮下脂肪)


たるみによるシワは、皮膚の奥にある皮下脂肪が下がってできる深いシワです。ほうれい線や首、目の下にも表れやすいのですが、主に3つの原因が考えられるそうです。

● 加齢や紫外線の影響で真皮の保湿力が低下し、弾力性がなくなるとハリがなくなり、たるみが生じます。

● 加齢により新陳代謝が悪くなることで皮下脂肪が増え、重力に耐え切れず下がっていきます。

● 顔には表情筋と深層筋という二つの筋肉があり、どちらも動かさないと衰えてくるため皮下脂肪の増加にもつながり、たるみが生じます。


その他、急激なダイエットや、長時間のデスクワークやスマホなどで猫背の姿勢を続けると、たるみの原因にもなりますのでご注意ください。
 
▼ 次のページから、動画付きで正しい表情筋トレーニングの手順を説明します!