デリケートゾーンを脱毛した後のかゆみについて【医師監修】
Beauty 2017.06.07 UPDATE

デリケートゾーンを脱毛した後のかゆみについて【医師監修】

※ この記事は、2017年5月25日に追記しました!

女性にとって何かとお悩みのタネになるのが、アンダーヘアの処理です。夏場、水着からはみ出ないためのお手入れは必須ですが、近ごろは普段からおしゃれな形に整えている女性も多いですね。

それも楽しくていいのですが、ただ処理のあと、デリケートゾーンにかゆみが出てしまうことはないでしょうか?

実は、間違ったアンダーヘアのお手入れをすると、かゆみをはじめ、さまざまな肌トラブルの原因にもなるのです。せっかくきれいにアンダーヘアをお手入れしても、かゆみが出たり、ましてや肌が汚く荒れてしまったりしては元も子もありません。

ここでは、かゆみなどの肌トラブルを起こさない、安全なデリケートゾーンの脱毛法についてご説明しましょう。

(監修・取材協力)
辻奈央先生

辻 奈央先生
東京皮膚科・形成外科、イーストワン皮膚科・形成外科 2009年北里大学医学部卒業、日本大学板橋病院初期研修。2011年日本大学板橋病院 初期研修終了、日本医科大学麻酔科勤務。2013年大手美容外科院長を経てイーストワン皮膚科クリニック開業。日本形成外科学会 会員、日本美容外科学会 会員、日本麻酔科学会 会員、日本アンチエイジング外科学会 会員、日本医学脱毛学会 会員。株式会社N&Yホールディングス http://nyholdings.net

1.ムダ毛処理によるデリケートゾーンへの刺激


元々デリケートゾーンの皮膚は、他の部分のよりも薄くて敏感なのです。そのため、わずかな刺激でも湿疹やかぶれを起こしてしまいます。乾燥肌や敏感肌、またアレルギー体質の人は、特にかゆみを感じやすくなります。

さらにデリケートゾーンは常に下着に包まれており、またナプキンの使用もあって日ごろから蒸れやすい状態になっています。

特にアンダーヘアの量が多い、または剛毛の人は、その分蒸れやすくなります。しかしハサミやカミソリなどでムダ毛処理をすると、毛先が竹やりのように尖ってしまい、肌をつついてしまいます。それに下着などが直接、肌と摩擦することになり、かゆみやかぶれの原因になります。

アンダーヘアを処理したあとは、通気性がよくてデリケートゾーンをしめつけない、シルクや綿100パーセントでゆったりしたサイズの下着がおすすめです。

2.デリケートゾーンのムダ毛処理の方法


デリケートゾーンのムダ毛を処理する方法や道具も、いろいろあります。

多いのは、普通のT字カミソリで剃る方法でしょう。しかし敏感なデリケートゾーンにカミソリを使うと、肌の表層にある角質まで削り落とす、いわゆるカミソリ負けを起こしてしまいます。

角質は外部の刺激から肌を守るバリアーの役割を果たしていて、カミソリ負けを起こすと、かぶれや湿疹、細菌感染などの原因にもなります。

他の部分のムダ毛処理に使うカミソリとの共用もやめたほうがいいでしょう。刃に雑菌がついているほか、使い古したカミソリには目に見えない無数の刃こぼれがあります。デリケートゾーンに使うと、多くの細かい傷がついてカミソリ負けがひどくなる上、雑菌に感染する危険性も高まります。

カミソリやシェーバーを使う場合は、使い捨てなどの安物や男性用のヒゲそりではなく、女性のデリケートゾーン専用のものを使いましょう。専用のものは、毛をカットする段階を調節できる、刃に肌をガードする機構がある、剃りながらジェルが出る、また毛を水平に剃って先端を尖らせないなど、肌を守るための数々の工夫がなされています。

使いやすいくて肌に刺激を与えないものでは、デリケートゾーン用のペンタイプ電気シェーバーがおすすめできます。また、かみそりやシェーバーよりやや時間はかかりますが、熱で毛を焼ききるヒートカッターを使えば、毛の先端が丸くなるので、毛先が肌を刺す刺激をなくすことができます。

剛毛や量の多さで悩んでいる人なら、すきバサミを使う方法もあります。理容師などが使う、刃の一方がクシ状になったハサミです。

これを使ってアンダーヘアを適度に切りそろえれば、自然な形で毛の量を減らし、濃すぎる毛をスッキリさせることができます。

最近は百円ショップなどでもすきバサミが買えますが、安すぎるものはあまり切れなかったり、刃がすぐダメになったりすることもあります。プロ用の高級品まではいかずとも、ある程度いい品を買ったほうがいいでしょう。

塗るだけでムダ毛を除去できる除毛クリームもありますが、これらはタンパク質を溶かす成分によって毛を除去するため、肌への刺激を避けることはできません。

比較的、肌が強い人で、自分の肌質に合う製品でない限りは、あまり頼らないほうがいいでしょう。

3.肌を刺激しないムダ毛処理の手順


アンダーヘアのお手入れは、入浴時や暇な時間などに思い立って行うことが多いでしょう。ですが、肌を刺激しない処理のためには、きちんとした手順が必要です。

ムダ毛処理の前に、まず肌を柔らかくする準備をしましょう。カミソリ負けなどの刺激をかなり軽減することができます。

準備の方法は二通りあります。ひとつは蒸しタオルを使ってデリケートゾーンを湿らせること。蒸しタオルは、濡らせて絞ったタオルを電子レンジで30~40秒温めれば作ることができます。それを処理する部分に乗せ、1~2分ほど待てば十分です。

もうひとつは、デリケートゾーン専用の保湿剤を使って、全体を保湿しておくことです。

処理をはじめる前に、整えたい形があるなら、あらかじめ水性の蛍光ペンでアンダーヘアに理想の形を書いておく、またはアンダーヘア用の型紙を貼っておく方法もあります。

準備が完了したら、電気シェーバーや専用カミソリなどで処理してください。このとき、シェービングジェルもデリケートゾーン用の刺激が少ないものを使いましょう。

シェーバーやカミソリは上から下へ、毛の流れに逆らわないように使い、一ヶ所を何度も剃らないように注意することで、肌への刺激を抑えることができます。

お気に入りの形に処理が終わったら、デリケートゾーン専用のヘアローションや、最初に保湿剤を使わなかった場合はここで使うなどして、アンダーヘアや肌をケアしてください。

 

▼ 脱毛前の人は要チェック!デリケートゾーンの肌ケアは次ページにて