デリケートゾーンのかゆみを起こさないムダ毛の処理方法
Beauty 2017.06.08 UPDATE

デリケートゾーンのかゆみを起こさないムダ毛の処理方法

※ この記事は、2017年5月25日に追記しました!

女性にとって、デリケートゾーンのかゆみは困りものです。

かいてしまうと肌荒れや湿疹で肌が汚くなり、かゆさも悪化しそうで大変ですよね。特にアンダーヘアの処理をしたあと、かゆくなってしまうことに悩む女性も多いのではないでしょうか。

ここでは、デリケートゾーンのかゆみの原因と、それを抑えるお手入れの方法を説明していきます。

(監修・取材協力)
辻奈央先生

辻 奈央先生
東京皮膚科・形成外科、イーストワン皮膚科・形成外科 2009年北里大学医学部卒業、日本大学板橋病院初期研修。2011年日本大学板橋病院 初期研修終了、日本医科大学麻酔科勤務。2013年大手美容外科院長を経てイーストワン皮膚科クリニック開業。日本形成外科学会 会員、日本美容外科学会 会員、日本麻酔科学会 会員、日本アンチエイジング外科学会 会員、日本医学脱毛学会 会員。株式会社N&Yホールディングス http://nyholdings.net

1.デリケートゾーンがかゆくなる原因


デリケートゾーンのかゆみの原因は、病気でなければ、ほとんどがお手入れの不足や、間違ったお手入れによるものです。

いうまでもなく、デリケートゾーンは常に下着に包まれていて、また生理時にはナプキンの使用でこすれて刺激を受けやすく、蒸れやすい状態になっています。

デリケートゾーンが汗やおりものなどで蒸れてしまうと、雑菌が繁殖し、かぶれてかゆみの原因になります。特に敏感肌やアレルギー体質の人は、かゆくなりやすいものです。

アンダーヘアが剛毛だと、蒸れやすく雑菌が繁殖しやすくなります。といってハサミやカミソリなどでムダ毛処理をすると、毛先が竹やりのように尖り、肌をつついてしまいます。それに下着が直接、肌にこすれることにもなり、これらの刺激もかゆみやかぶれの原因になります。

そして入浴時に洗いすぎるなど、デリケートゾーンの過剰なお手入れも、乾燥肌の原因や、肌のバリア機能を落とすことになり、かゆみの元になってしまいます。

また普段は特になんともなくとも、ストレスや疲れなどで身体の抵抗力が落ちると、雑菌が繁殖しやすくなり、かゆみを感じることがあります。糖尿病や妊娠中、抗生物質を服用している人なども注意しましょう。

ホルモンバランスの乱れも、かゆみを引き起こします。更年期の人に限らず、若い人でも睡眠不足や偏った食生活など生活習慣の乱れ、ストレスの蓄積などで、簡単にホルモンバランスが乱れてしまいますから注意が必要です。

これらのかゆみを防止する方法は、デリケートゾーンの通気性をよくして、清潔に保つことです。

下着は、ポリエステルやナイロンなど化学繊維のあるものは避け、トランクスタイプや大き目のサイズ、シルクや綿100パーセントなど、通気性がいい素材や形を選びます。吸湿性や速乾性もあり、ゴムなしやしめつけない工夫をしたゴムのものがいいでしょう。

衣服はタイトなズボンやストッキングなど、デリケートゾーンを締めつけるものは避けます。就寝時はシルクや綿のゆったりしたパジャマで、下着をつけずに眠るのもいいでしょう。

最近は吸湿性に優れたナプキンも多いですが、そのせいでつい取り替える回数が減ってしまいがちになります。しかし見た目は清潔でも、長時間つけ続けると湿気などで雑菌が繁殖して、かゆみの原因になってしまいます。

ナプキンは3、4時間おきに交換し、ウォシュレットや除菌効果のある携帯ウエットティッシュなどを使って、デリケートゾーンの清潔さを保ちましょう。

また、かゆみの原因として怖いのは、やはり病気です。

細菌性膣炎は、膣内を守っている善玉菌(デーデルライン桿菌)が少なくなり、雑菌が繁殖することで起こる病気です。おりものが黄色か灰色で生臭くなる以外の自覚症状は少ないですが、まれにかゆみがあります。

カンジダ膣炎でも外陰部が炎症を起こし、強いかゆみを覚えます。おりものが白くてボロボロしたカッテージチーズ状になり、ひどく生臭くなるのも特徴です。カンジダ菌は誰しもが持っている細菌のため、病気や疲れ、ストレスなどで免疫力が落ちると、女性なら誰でも発症する可能性があります。

他にもSTD(性感染症)であるトリコモナス膣炎、尖圭コンジローマなどになると、強いかゆみの症状が出ます。

これらの病気の多くは、他の危険な感染症や、不妊や早産、流産の原因にもなりますので、思い当たることがあれば、すぐに婦人科、皮膚科などを受診してください。

2.かゆみを防ぐデリケートゾーンのケア


デリケートゾーンのお手入れで注意すべきは、過度な刺激を与えず、乾燥を防ぐことです。

お風呂で洗うときには、まずデリケートゾーン専用の弱酸性石鹸を使いましょう。アルカリ性の普通の石鹸、ましてや合成界面活性剤が入ったものは、油を落とす力が強すぎるため、肌を守る皮脂を落として乾燥肌の原因になるほか、皮膚への刺激により多くの肌トラブルを起こしてしまいます。

デリケートゾーン専用の石鹸にはかゆみを抑える成分など、いろいろな効能をもつ成分が配合されています。自分の悩みに合わせたものを選んでください。そして洗う際は、石鹸を直接デリケートゾーンにつけず、手に取って泡立てたものを使い、指の腹でやさしくVIOラインを洗うようにしましょう。

乾燥によるかゆみを防ぐため、デリケートゾーンの保湿も大切です。こちらも、有効成分が入った専用の保湿剤を使って、まずは手のひらに適量をとり、体温で暖めるようにして広げます。

そして指の腹でやさしく押しこむようにして、デリケートゾーンになじませていきます。刺激になるので強くすりこんではいけません。

塗ったあとが気になる場合は、ティッシュなどを使って、決してこすらず、軽く押さえるようにしてください。

 

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