便秘の原因は何?女性ならではの原因と対策7選【医師監修】
Beauty 2017.05.25 UPDATE

便秘の原因は何?女性ならではの原因と対策7選【医師監修】

※ この記事は、2017年5月25日に追記しました!

女性の方で、便秘になりやすいことを自覚している人は多いのではないでしょうか。男性と比べて、女性は特に便秘になりやすいといわれています。便秘になると肌荒れも進み、本当によくないことが多いですよね。

その理由と、女性によくある便秘の原因、そしてその原因への対策となるいくつかの実践方法をご紹介します。

(監修・取材協力)

福島吉野スマイル内科・循環器内科
院長 坂口 海雲(さかぐち みくも)先生
平成21年大阪市立大学医学部卒業。平大阪市立大学 臨床研修の後、平成23年に大阪市立大学循環器内科入局。ベルランド総合病院、川崎病院 臨床助教、大阪市立大学病院を経て、平成28年10月に福島吉野スマイル内科・循環器内科(http://sakaguchi-smile-clinic.com/)を開院。日本内科学会認定内科医、日本医師会認定産業医、日本循環器内科学会所属医医学博士

なぜ女性は便秘になりやすい?その原因に迫る!


今回お話を伺ったのは福島吉野スマイル内科・循環器内科の院長である坂口 海雲先生。女性はなぜ男性と比べて便秘になりやすいのでしょうか。

「女性の方は、男性と比べて約2倍、便秘の方が多いといわれています。その理由はさまざまですか、次のような理由が考えられます」(坂口先生)

女性ホルモンによる影響


「おそらく、生理前になると、なぜか便秘がちになるという方は多いのではないでしょうか。生理前は、女性ホルモンの中でも、黄体ホルモンというほうが多く分泌されます。

黄体ホルモンは、妊娠に備える身体づくりには欠かせないものです。実はこの黄体ホルモンは、体内に水分をできるだけためこんで、赤ちゃんをお腹の中で育む準備をします。

取り入れた食べ物から水分を取り組むのは、大腸の仕事です。大腸が水分をいつもより多く吸収するため、体内に水分が滞留し、便の水分が減ってしまうのです。

生理前は黄体ホルモンがより多く分泌されるため、妊娠初期に似たような身体の状態になります。つまり、便の水分か減りがちになり、便秘になりやすいのです」(坂口先生)

極端なダイエットで食物繊維が不足している


「便は、食物繊維から作られるため、極端なダイエットなどにより、食べる量が減ると、当然食物繊維の量が減ります。とくに、糖質オフダイエットは、ごはんやパンなどの主食を抜きがちになり、ごはんやパンなどの炭水化物に含まれている食物繊維を取り入れなくなります。

女性はとくにいつもダイエットを行っていることが多いので、より食物繊維が不足しがちです。また、食物繊維に限らず、食べる量が減れば、当然、便をつくりにくくなります。とくに朝食を抜く習慣がある人は要注意。朝は最も腸のぜん動運動が高まるとき。便意は胃にものが入ったときに起こるため、朝食を抜くと便を出すタイミングを逃してしまいます」(坂口先生)

水分不足


「水分が不足すると腸のぜん動運動が弱まります。便が硬くなる原因にもなります。

しかし、女性は外ではできるだけトイレに行きたくないところがあるため、水分を取らない傾向があります。しかし、これが大きな便秘の原因になってしまうのです」(坂口先生)

内臓型の冷え性


「女性は、筋肉量が男性よりも少ないため、その分、熱を生み出しにくく、冷えやすいといわれています。気になる場合、全身の血行が悪いことが多いため、内臓への血流量も少なくなります。内臓が冷えることで、腸も冷えて便秘になりがちに。これは内蔵型の冷え性で、隠れ冷え性ともいわれており、自覚症状がないので注意しなければなりません」(坂口先生)

腹筋力が少ない



「腹筋が弱っていることはもちろん、普段からあまり歩かず、腸が物理的に動かないことも便秘の原因です。もともと、女性は男性より筋肉量が少ないのですが、腹筋もやはり少ないため、便を出す力が比較的弱いのでしょう」(坂口先生)

便意の我慢が癖づいてしまっている


「トイレが遠い、職場では大便をするのは避けているなどの理由から、特に女性は便意を我慢しがちです。しかし我慢を繰り返すと、自然な便意が起こりにくくなることもあります」(坂口先生)

更年期障害


「更年期になると女性ホルモンが減るため、さまざまな不調が出てきます。これを更年期障害といいます。のぼせ、発汗、頭痛、肩こり、不眠、倦怠感、代謝が落ちて太りやすくなるなど、自律神経のバランスが乱れることで起こる不調です。便秘がちの方は、更年期になるとより便秘の症状が悪化することもあります」(坂口先生)

 

▼ 次のページでは、女性ならではの便秘解消法を説明します!